活動報告 JBSA神奈川 2025年8月14日 RCこどもプロジェクト ブラインドセーリング体験会
活動日:2025年8月14日
イベント名:RCこどもプロジェクト ブラインドセーリング体験会
事業種別:普及啓発事業:体験者が参加しての活動。レースは除く
活動種別:任意活動
担当支部:神奈川
使用艇:ルミナス
参加ブラインドの名前:酒井
参加サイテッドの名前:安西、石田、副田、山口
会員数:5
体験者数:0
その他:4
合計参加者数:9
開始時刻:11:00
終了時刻:14:00
天候など:晴れ
航行情報:風速1~4m
連絡事項:
活動のようす: 私にとって、シーボニアマリーナもルミナスも初めての訪問でした。「相模湾はきれいだよ」とは聞いてはいましたが、実際に現地へ足をはこび、肌でその美しさを感じることができました。なによりも三崎口の駅に降り立った瞬間に感じたのは、涼しさです。さらにマリーナに到着すると、その涼しさは一層際立ちました。内陸の甲府とはまったく異なる風。海を三方に囲まれていると、これほどまでに涼しく爽やかに感じるものなのかと驚きました。そして、すばらしい船とずばらしい海。すばらしい空気と風。全体を包み込んでくれる雰囲気 波を切る音も蝉時雨さえもとても振戦に感じました。
今回の活動は、施設の子供たちにブラインドセーリングを体験してもらう、東京イマジンジョイナスロータリークラブとJBSAのコラボ企画「RC子どもプロジェクト ブラインドセーリング体験会」です。この活動は児童養護施設の子どもたちと先生をルミナスに招待し、ブラインドセーリングの様子をみてもらうとともに、実際にヨットの操船も体験してもらうイベントです。ブラインドがヨットを通して楽しく前向きに力強く活動している姿にふれることで、子どもたちにもなにか感じてもらえればと願い企画されたものです。
機走でポンツーンを離れ、副田さんの「いってらっしゃーい」の声に送られ、港内を走り始めると「うゎー!」という声が上がりました。はじめての体験に心をはずませている様子がうかがえます。「気持ちいいなぁ」という声が聞こえたので「もう少し沖に出てエンジンを止めてセールで走るともっと気持ちいいよ」と話しかけました。やがて、帆走に切り替わり、ブラインドの私がティラーを握ってサイテッドスキッパーの安西さんの情報を聞きながら走るようになると「風の力だけでこんなに船がうごくんだ」と感嘆の声が聞こえます。さらに、「どうやって方向を決めているんだろう」と疑問があがったので、「サイテッドスキッパーという人が私の眼の代わりに色々な情報を教えてくれるんだよ。それに、おでこやほっぺたで風の方向を感じてこの舵を操作するんだ」と答えました。
やがて、子どもが体験する番となりました。安西さんの説明を真剣に聞いています。最初はティラーを握り舵をこっちに切ることでヨットがどちらへ向きを変えるのか体験しました。そして、「あの建物に向くように操作してごらん」と具体的な指示に対し真剣に操作する様子がうかがえます。そのあともセールのコントロールをはじめ様々な体験をしてもらいました。体験する時間はとても短かったですが、ポンツーンに近づき、お迎えの副田さんの「おかえりなさーい!」の声を聴くころには笑顔になって「楽しかった」と非常に喜んでいる姿が印象的でした。
最後に今回はわずかな時間ではありましたが、この活動が子どもたちのよい夏の思い出となり、いつかふと振り返るようななんらかの心に残る体験となることを願っています。
報告書作成者:酒井



