活動報告 JBSA東京 2025年6月21日 のんびりセーリング

活動日:2025年6月21日土曜日
イベント名:3人でのんびりセーリング
事業種別:技術向上事業:定期活動、クルージング、レース練習など
活動種別:任意活動
担当支部:東京
使用艇:あほうどり
参加ブラインドの名前:殿垣内
参加サイテッドの名前:古庄,玉木
会員数:3
体験者数:0
その他:0
合計参加者数:3
開始時刻:9時49分出港
終了時刻:14時37分帰港
天候など:天気:晴れ, 気温:32度, 風速14ノット,波高:0.5メートル
航行情報:航行時間:4時間48分, 航行距離:36.27キロメートル
連絡事項:
1. 出港前に燃料2分の1までタンクより給油
2. ポート側ジブシートがファーラーロープの下をとおっていた状態を修正
3. メインセールカバーのマスト側をとべる部分の紐とそれが縫い付けてある布がちぎれる(スタン側ソファーの上)
4. t強風・台風対策としてジブファーラーにタックの上としたにセイルタイ及びメインセールは前方と後方をカバーの上からロープで固定
活動のようす:
いつもは、8人とか9人とか、大賑わいのあほうどりだが、今回は古庄さん、玉木さん、とのがいちの3人のみ!
しかし、たまにはこういうのも楽しいもので、ひたすらのんびりデークルージング。

風速は5から7メートル、波高は0.5以下といったところだっったので、メインもジブもあげてよかったと思うが、とにかく今日のテーマはのんびりセーリングなので、ジブのみで走ると古庄船長が決断。古庄さんは結構安全志向なのだが、今回は、コップから液体がこぼれない安全を確保することが基準だった可能性もある。

それでも30度ぐらいはヒールするシーンもあり、最高速度は6.8ノット。風がヒューヒューと音をたてはじめているぐらいの風速で、32度の気温があるはずだが涼しく心地よい。
何しろジブだけで6ノット台で快走するので、「行けるところまで行きましょう」ということに房総半島についちゃったらそれはそれでというような空気で走り続けた結果、軽度では優にアクアラインの海ほたるを超えて、本当に房総半島が近づいてくるほど。

航跡マップをChat GPTに分析させ、A.I.に活動報告書を書いてもらったものを非公式版のグループLINEに投稿したが、千葉まで1.5kmとのこと。さすがにそれは計算間違えのような気がする。
そこで今、再度ChatGPTに複数の情報を与えて再計算してもらったところ、あと11キロメートルで木更津だったらしい。
さらに、海ほたるに対しては、4.4キロ通り過ぎて東へ進み、海ほたるに最も近づいた距離は1.9キロだったとのこと。
先日グループLINEで大騒ぎして結局エントリーしなかった、東京ベイオープン、以前のスバルザカップも、これなら参加しても、タイムアウトにならないかもしれない。

ところで、ずっと時を巻き戻して、荒川の橋をくぐったあとのことだが、玉木さんが、ポート側のジブシートとファーラーロープのレイヤーが逆なのではないかと、コックピットから気づく。
よくそんなところにお気づきになられたなあと感心するばかりだが、バウに見に行って実際に触ってみると、疑問がふつふつとわく。
あほうどりは、ファーラーロープもジブシートも艤装したままだし、前回、何も問題なくセーリングができた。
しかし、この状態だと、ファーラーロープを巻き取るリール部分からでたロープが、スタンションのブロックをとおって後方へいっているのだが、デッキとの高さは15センチぐらいで、その下をジブシートが通っているので、もし、ポート側にジブセールを展開したら、ジブセールのタックは、その隙間にはいってしまう。
なぜこのような状態になっていたのか不明ではあったが、まずはこれをなおしてセーリングへ移行した。グループLINEに入っているかたは、その謎の動画も見られたことと思う。

さて、時間軸を進めて本船航路を横断しているとき、大きな本船が、2隻続けてスタボー側からこちらへ向かってきた。古庄さんがよけましょうと提案されたが、玉木さんは、普通は向こうがよけるから大丈夫ですよと、超大型船に乗っていたかたがおっしゃるので、そのまま走っていたら、先方はよける様子はなくまっすぐつっこんできた。しかも汽笛もならさない。
「強気だなあ。よける気ないな」と玉木さん。恐ろしいことに、ティラーをもっているのは私だったのだが、強気の本船と戦ってもおそらく勝てないので、古庄さんのガイドでスタボー側へ少しのぼってよける。
本船は結構速い速度なので、ちょっとこちらが向きを変えれば、すぐに戻しても、あっというまに通過していくので、もう、よけることができる。
これも動画でみると、東京湾としてはかなり近いところを、つっきっていく本船が写っているが、その後方にいた本船は、ちゃんとよけてくれていて、それはあほうどりの後方を通過していった。はさまれていたかんじ。

玉木さんが、「とのがいちさん、疲れたらティラーかわりますよ」と言ってくれたので、相変わらず、疲れたのではなくティラーにすぐあきてしまう私は、喜んで交代したが、それなりに、タックしたり、本船をよけたり、最近あの棒をもつ機会がしばしばある。
そのあとは、コックピットでごろごろねころがったりしていて、ジャックダニエルのハイボールもおいしかったし、いい気分でセーリング。

気がつけば、荒川の橋はもうすぐそこで、マリーナで後片付けをするとものすごく熱いので、走っているうちに全部かたづけましょうとしたのだが、ジブはまだまかないと古庄さん。メインセールのカバーをつけている途中で、もう水門ちかくなってしまい、とりあえずバサバサのジブをファーリングして、メインカバーをつけたところ、大事な固定する日もの部分が、カバーの一部とともにちぎれ、「取れちゃった」と古庄さん。

着艇は、あほうどりの場合、ひとりかふたりがポンツーンにおりて手でおさえ、まず、ポンツーン側につけてあるスタンロープをわたし、それが決まったらバウロープを船上の人に渡して係留するのがいつもの方法だが、今回は、1人が船をおさえていると、バウが風で流される可能性があったため、バウにだけもやいをつけて私がおり、スタンロープをわたし、次にポンツーンのバウロープを玉木さんに渡した。

大勢いても、結構バウがふれてポンツーンからはなれるという事件が過去にも何度かあったが、この方法だと、らくちんであることが判明。

ルミナスでは、バウとスタンと両方のもやいをもって、安西さんに教えてもらったクリートのかけかたで、ささっととめると、自分がかっこいい。あほうどりでも、サービスバースにつけるときに前後のもやいをもって係留しようとしたら、自分の目がわるくなっていることを忘れていて、クリートがみつけられず一瞬あせったが、走りながら足でクリとをさがしてもやったことがあるが、まあ、これは賛否両論あるかもしれないが、視力レベルによっては、できるうちは、ブラインドでもどんどんこういうこともやってほしいと思う。あほうどりは手でおさえられるぐらいなので、おさえておいてもらって、バウロープをポンツーン側にもやうなど、ぜひ体験してほしい。自分がもやったロープで船が係留されているという感覚は、すごいことをした気分になれるし、同時に、はずれてしまう不安感もまた、船に関わることの責任というものを感じられる貴重な経験だと思う。

しかし、今回のメンバー3人のみで乗ったのは初めてだったが、準備、出港、トラブル解消、セーリング、片付け、帰着と、何もかもスムーズで、しかも早くできたのが印象的だった。

忘れたのは、最初リーフィン具しようとしていたので、リーフィン具タイが手すりにつけっぱなしです。
メインカバーのちぎれた部分が、スタボー側のキャビンソファーにほおりなげっぱなしです。
燃料は、出港前4分の1だったので、次回レースを考慮して、半分いれてから出港しました。

以上です。

報告書作成者:殿垣内大介